about
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- attamica(アッタミカ)
アッタミカ: ≪誰でも着ると元気になる服が1枚クローゼットの中にあってもいいよね≫ という思いからブランドをスタート。 どんな気分の時でも、どんなオケージョンでも、周りの人をも気分を明るくする、心地よい服。これがアッタミカが求めるコンセプトです。 ブランド名のアッタミカはイタリア語で女友達の意味の ‘amica アミカ’ からインスパイヤーされました。 いつも寄り添ってくれる明るい女友達のような服という気持ちが込められています。 メイド イン ジャパンというこだわり: アッタミカの商品は、Tシャツを除いて、生地を手配してからの製造工程、型紙、裁断、縫製はすべて日本で行われます。 ファッションにおいても現在は、海外生産の需要高まりや高齢化などから、技術の高い職人さんや工場は年々減っており探すのはとても難しくなっています。 日本人の器用さ、まじめさ、正確さなどから生まれる高い日本の技術を後世にきちんと伝承していきたいという強い思いと、一枚一枚丁寧に日本人職人が作り出す商品をお届けしたいという気持ちから、アッタミカはメイド イン ジャパンにこだわり続けます。 プリントの柄合わせのこだわり: 柄合わせは、中心柄をどれにするのかで大きく印象が変わります。 特にアフリカンファブリックはユニークで自由な柄が特徴であるため、柄をどのように生かすがでその価値さえも大きく変わります。 前中心、後ろ中心に柄を通して、後ろ中心に開きがあっても、柄が丁寧に重なるように作ると一枚の絵画のような仕上がりになり、クオリティーは全く違って見えるのです。 この柄合わせには高い技術、経験、そしてセンスが必要とされます。しかしながら柄合わせができる職人さんはとても限られるのが現状です。また柄合わせをする必要のある生地は型紙が配置しにくく、余り部分が多くなるため、通常よりも多くの生地が必要とされます。 このように柄合わせが丁寧に行われた商品は極めて貴重なものであり、これがアッタミカの譲れないこだわりの1つです。 アッタミカのおはなし: 数年前、私はとても身近な大切な人を亡くし、しかも葬儀の終った直後に倒れ腕を折ってしまいました。さらに当時仕事が忙しく、VIP顧客にバッグをお勧めするイベントも控えていたため、腕を折っていることは決して悟られないようにふるまわなくてはならなかったのです。悲しさと、痛さと、プレッシャーでノックアウトされた感じでした。 そして腕は全く上に上がらず、スカートを上げることや、かぶりの服を着ることはできませんでした。 そんなとき、ダブルフラワードレスの原型となる服が私を助けてくれました。前開きでも着られるので腕が通せ、ゆったりしていて着やすく、優しい服でした。そして明るすぎるカラーやプリントは私に頑張れって励ましてくれているようでした。 アッタミカの《誰でも着ると元気になる服が1枚クローゼットの中にあってもいいよね》っていうコンセプトはこの経験からきています。 腕が通しやすいように前開きで、ゆったりとしたシルエットで、明るいカラーとプリント模様のファブリックを使うようにしています。 ポケットのおはなし: あるイタリアのブランドで約10年間バイヤーとして働いていました。そのブランドの当時のデザイナーはトーマスマイヤー、彼のこだわりのひとつはポケットでした。普段着るような服のみではなく、ガラパーティに着ていくようなイブニングドレスにでさえも、彼はポケットを付けました。 トーマスマイヤーは真のラグジュアリーは何かを熟知しているマチュアなデザイナーでした。それと同時に服が着る人にもたらすものを計算しながらデザインする方だったと思います。 私もそれ以前は、型崩れするからポケットには何も入れないわっていうこだわりがありました。でも彼の作る服を着ているうちにポケット大好き活用派になりました。ポケットがあると安心するし、リラックスするのです。彼のラグジュアリーな服でこそ、着る人がリラックスできる服でなくては、というこだわりに影響をうけました。 アッタミカのドレスには必ずちょっと大きめのポケットが付いています。わたしは家の鍵や、携帯電話といった大切なものから、リップクリームやハンカチといったものまで入れています。寒い時は手を入れることもできるしね。 ポケットがあることで、安心感やリラックス感をお届けできたら、とてもうれしいです。 これがアッタミカのこだわりのひとつ、ポケットについてのストーリー。 ボタンのこだわり: ボタンには日本製の黒蝶貝ボタンを選びました(共布の包みボタンを使用したダブルフラワードレスを除きます)。 日本は黒蝶貝の伝統的な産地であり、その歴史や職人技術がこのボタンに込められているところに惹かれれたからです。 天然もので割れやすいため高度な技術が求められる工程を、職人たちの手によって丁寧に仕上げられた貝ボタンは、日本の伝統と技術力の高さを感じさせます。 貝殻を「くり抜き」「削り」「磨く」事で1つずつ違った天然素材ならではの輝きが美しいボタンは洗練された印象を与えます。また手に触れた時の温かみは、プラスティック製のボタンとは異なる、天然素材ならではのものです。 そして環境に優しく、エシカルなのです。 貝ボタンの歴史は古くて日本で製造が始まったのが明治時代。以前は何百世帯とあった貝ボタンの産業は、時代に比べて今は激減しています。 日本の素晴らしい技術が後世に残りますようにと心から願います。